陶窯 寛右エ門

Touyou KANEMON

今から約三百年前、肥前佐賀藩の初代藩主・鍋島勝茂は、将軍家への献上品や大名への贈答品制作するため、また陶業育成並びに生産を統制する目的で、寛永五年(1628年)版直属の御用窯を、有田岩谷内に開きました。これが鍋島藩窯の始まりです。

その後、その技術の漏洩を防ぐため、人里離れた現在の大川内山(伊万里市)に窯を移し、出入り口に関所を設け関係者以外の通行を禁止し藩窯の秘法を護りました。原料は藩の全力を挙げて厳選したものを用い、一方、優秀な技術者を選抜して保護・優遇し、採算を度外視して生産を行いました。そのため、最高級の精巧極まる色鍋島を始め数々の名器が造り出されました。

これが一般に鍋島(なべしま)といわれ、肥前陶器独創の芸術を造り出しました。

明治維新の廃藩置県によって、この鍋島藩窯も二百年の歴史に幕を閉じましたが、当時より続く由緒ある窯元は、従来の誇りある伝統を受け継ぎ、これに現代の感覚を織り込んだ作品の生産を続けています。

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